皆さまは、持っているバイクが盗難されたことはありますか？
私は以前乗っていた「ゼファーχ」というバイクが盗まれたことがあります。
盗難にあった後は、凹みに凹みましたが、バイクを買いなおそうと思いまして。
どうせ買いなおすなら、大型自動二輪免許を取っちゃおう！と思ったのが、大型に買い替えるきっかけです。
今から20年以上前の話ですが、その当時でも、自動車教習所で大型二輪免許の教習は出来ました。が、お金をあまり持ってないので、「一発試験で免許取ったる！」と思ったわけです。
※一発試験＝県の免許センターで行われる卒検みたいな技能テスト。
昔は、この方法でないと大型二輪免許が取れなかったんですよ（いわゆる限定解除）…今はホントにいい時代になったなぁ。
確か当時、教習所での技能講習が80,000円～100,000円くらいで、一発試験であれば、試験料が2,500円で、車両レンタルが1,300円だったような。
あまり試験料が2025年現在とは変わっていないようです。
試験1回5,000円までは行かないので、一発試験はコスパがいい！
ただし、難関といわれています。
まぁ、でも、自分のテクニックに全く根拠のない自信だけはありまして、1回では無理でも、2回目くらいで行けるだろうと思ってました。
そしたら、10,000円で済みますからね。
舐めてます。
一発試験はそんなに甘いものではありません！
試験の際、初めて受ける場合は事前審査として、車両の引き起こし、8の字歩き、センタースタンドがけを免許センターで行います。もちろん、大型バイク（当時は不動車のGPZ750だったと思います）で行います。
400と違って、車体がずっしり重い。
これが大型か、気合い入れねば！と事前審査に臨み、なんとか合格。
センタースタンドをめったに使わないので、ちょっと苦戦したくらいですね。楽勝！
事前審査が終わったら、試験に挑みます。
※2回目以降は、事前審査は免除。
試験は、事前に公開されている7コース（だったかな）のうちの1つで行われます。
乗車→コース走行→8の字→スラローム→クランク→坂道発進→波状路→一本橋（10秒）→急停止→降車までの流れを行います。
この試験が恐ろしかったのが、ミスをして累積が合格点を下回った瞬間！途中でも「戻ってきてー」と声がかかるのです。最後まで行ければ合格という。
失格になったら、もう帰っていい形でしたので、午前中で一発試験は終わります。サクサク進みます。完走しても15分程度のコースですが、前に走り出した試験者が、5分もたたず、コースを回り切れず戻ってくる。
はじめて試験を受けた際は、試験車がVFR750だったのですが、下からのトルクに戸惑い、コース途中の発進時にエンストしちゃったんですよね。で、途中のクランクでミスして、最後まで行けず。
2回目は、コースを間違えちゃって終了、と。試験車がCB750だったのですが結構走りやすくて、これは合格できるか⁉と思ってましたが、ちょっと舐めてましたね。
帰り際に免許センターに張り出されたコース図を写メで撮影、さらに免許センターにあった「コース図」の紙を7枚コピーして、自分でルートを描いてから、帰りました。
3回目も途中までは良い感じでしたが、またしてもVFR750の不安定な感じにやられて一本橋でコースアウト。このころ、なんかV型エンジンに漠然と苦手感を持つようになった気がします。
そして4度目！試験車は相性のいいCB750！これは行けるとばかり、順調にこなし、最後の降車までたどり着きました！コースを覚えて事前に頭でシミュレーションしていたのが功を奏しました。予習、マジ大事。
バイクを降りてから、インターホンで試験終了を試験官に伝えるのですがその際に「じゃ、上で待ってて」と声がかかりました！これ、合格の合図なんですよね。
全員の試験が終わるまで、合格者は待機場所に待たされるわけです。
待機場所にいる合格者は気分が高揚しているのか、全然知らない相手なのに「どのバイク買うの？」って話で持ち切り。
2時間くらい待機していたんですが、話をしていたら、あっという間でしたよ。
で、免許交付されて、帰宅。
帰り道は、「バイク、何を買おうかな～」って事しか考えてませんでした。いい経験になったと思っています。
最後に。
一発試験ですが、受けるのはお勧めしません！
自動車教習所で教習を受けたほうが、確実に合格できます。
なにより教習所では「大型バイクに慣れる」ことが出来ます。
慣れない大型バイクは、パワーも重さも中型とは段違いで恐ろしいんですよ。
試験場で初めて乗った時は、身の丈に合わないパワー感に、「こんなの扱えるのか⁉」と正直ビビりました。
一発試験を受けて得た教訓としては、「免許は教習所で取ろう！」って事に尽きますね。
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