バイク乗りの夢、それはやっぱり女の子とのタンデムでしょう。

たまにツーリング先でタンデムカップルを見ることがありますが、はっきり言って、うらやましい!海辺の道を二人乗りで流して走るなんて、最高じゃないですか。

とはいえ、普段バイクに乗らない人だと、バイクの後ろに乗るのは「速くて」「不安定で」怖いらしい。

車と違い、体がむき出しなので風を直接感じられるのがバイクのいい所ですが、慣れていないと、確かに怖いでしょう。なかなか、バイクの後ろにすぐ乗ってくれる人っていませんね。

もしも機会があり、タンデム出来るとなった時、ライダーとしては、バイクの後ろに乗る人(以下、パッセンジャーといいます)にお願いしなければならないことが、いくつかあります。面倒ですが、安全とタンデムツーリング成功のため、ぜひ覚えておいてください。

ちょっとつよめにブレーキかける!?(Instagramリンク)

まずは、服装。バイクに適したものでお願いします。パンツルックがいいですね。

ヘルメットも、出来ればフルフェイスか、ジェットヘルで。

たまにタンデムするくらいなら、ジェットヘルのほうが視界が良くていいかも。

けっこうデザインのいいジェットヘルがバイク用品量販店に売ってますよ。

パッセンジャーに乗ってもらう際は、合図を徹底しましょう。合図出す前にパッセンジャーが乗ってきて立ちゴケなんて、よく聞きます。

タンデム用のステップを出したら、サイドスタンドを出したまま、ライダーがまずバイクにまたがり、乗車姿勢を取ります。乗ってもらえる準備が出来たら、パッセンジャーに「乗ってください」と合図を出しましょう。

パッセンジャーにタンデムステップに足をかけてから、一気にバイクにまたがってもらう。

その際、パッセンジャーに肩を貸してあげましょう。

パッセンジャーには、タンデムペダルに両足をしっかりつけて座って、シートにあるベルトと、座席の後ろのほうにあるグラブバーを掴んでバランスを取ってくれるように伝えましょう。怖くてしがみつかれてしまうのは、嬉しいけど、無しで!

動きづらくなってしまうので。

どうしても掴む場所が必要ならば、腰あたりを軽くつかんでもらうようにしてください。

バイクによっては、シートのベルトもグラブバーも無い場合がありますが、その時も、腰を軽くつかんでもらうといいですね。

走行中は、パッセンジャーには「あまり動かないように」と伝えておきましょう。2人乗りで曲がれるよう、計算してコーナリングしているので、怖くて逆方向に体を向けてしまうとか、パッセンジャーが動いてしまうと、余計危ないです。荷物に徹してもらいましょう。

これで、タンデムへの準備はバッチリ。

あとは、後ろに乗る人を探すだけ!まー、それが一番大変なんですけどね。

※注意

タンデムが可能となるのは普通・大型二輪免許を取得して1年経過しているか、通算1年以上経過している必要があります。

また、高速道路をタンデムする場合は、免許を取得後3年経過しているか、通算で3年以上経過していて、年齢が20歳以上である必要があります。首都高速の一部区間ではタンデム走行不可の区間もあります。あらかじめ、走行予定ルートは確認しておきましょう。

「免許取り立て!」の場合は、人を後ろに乗せては駄目ですよ!